柳井正財団では、以下の事業に取り組んでいます。
柳井正財団は、志や情熱を持った学生がグローバルな水準で高度な知見を身に付けると同時に、お互いが知的につながり才能を活かし高めあうことを支援します。将来、柳井正財団奨学生が使命感を持って社会の様々な分野をリードし、財団と共により良い社会を実現し次世代へ継承していくことを期待します。
当財団は、特定非営利活動法人 グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ の「留学キャラバン隊」を支援しています。「留学キャラバン隊」では、留学に関連する情報や機会の少ない地域を中心に、全国の学校、自治体等を訪問し、海外留学の啓発・啓蒙活動を行っています。 「留学キャラバン隊」の情報についても、こちらでご案内いたします。
留学フェローシップは、自ら学びを構築し、その学びを社会に還元していく若者を応援しています。
教育改革が叫ばれる昨今では、アクティブ・ラーニングや探究型学習など、とかく「学びの方法論」に焦点が当たりがちです。私たちは学びを、自らの生を主体的にデザインするツールだと捉え、「なぜ学ぶのか」「何のために学ぶのか」に焦点を当て、その学びを実現する上で最適な進路を選択することから、「学びをデザインする」という概念を広げていきます。 その中でも私たちが特に応援しているのが、海外進学です。海外進学を実現するには、自らを見つめ直し、幅広い選択肢の中から自らに最適な答えを選び取り、さらに自らのコンフォートゾーンから一歩踏み出すことが必要です。そして進学した後には、自分がどのような学びを構築したいか、常に問われ続けます。
だからこそ、「海外進学」を切り口に、学びをデザインすることで広がる可能性の大きさを伝えたい。そして、ひとりひとりが自分らしい学びをデザインできる社会をつくりたい。 大学は、あくまで手段です。大学教育の価値が過剰に低く捉えられている日本でこそ、大学を手段として使い倒し、世界の課題に向き合う仲間を育てていきたいと、私たちは考えています。
自分らしさを追求した先には孤独が待ち受けていることも多々あるでしょう。 だから私たちは、コミュニティベースでの支援にこだわります。 似た経験をし、似た悩みを抱いた少し年上のメンターだからこそできることを大切に、学びをデザインする仲間を増やすべく、とことん向き合い続けます。
より良い社会を築き継承するためには、人々が国際的な相互理解を深め、多様性を認める開かれた社会の発展が必要だと考えています。日本文化と米国文化との交流を促進し、学び、相互理解を深める機会を提供することを目的に助成しています。
日本の高校生を対象としたウェブベースのプログラムで、実施期間約5ヶ月の中で集中的に米国の社会や文化を学びます。日本全国から参加する学生をオンラインでつないだバーチャルクラスをつくり、全米の様々な分野の教授、専門家、また時に大使などがオンラインでライブ講義を行います。その講義は、第二次世界大戦時の日米関係など歴史的なものから、シリコンバレーと起業家、米国の教育など現代的なものまで、幅広いテーマを取り上げています。
講義の他、ディスカッションには、時に米国の学生も参加しており、英語でのコミュニケーションだけでなく、論理的思考力、批判的思考力、意思決定力を向上すると共に、リーディング、課題なども通して、日米それぞれが持つ文化や社会への理解を深めていきます。修了時には、各生徒が研究成果を学術誌の様式にまとめ、発表をします。