相互文化理解
日米相互理解、文化交流のための教育
より良い社会を築き継承するためには、人々が国際的な相互理解を深め、多様性を認める開かれた社会の発展が必要だと考えています。日本文化と米国文化との交流を促進し、学び、相互理解を深める機会を提供することを目的に助成しています。
- 実施者
- スタンフォード大学 国際・異文化理解教育課程(SPICE)
- 実施期間
- 春コース4~8月/秋コース8~12月
期間中、講義はコースあたり10~12回 - 受講者
- 日本在住の高等学校在学生
日本全国の高等学校生より応募がある中、SPICEによる選考を経て決定 - 受講人数
- コースあたり約30名
- 場所
- 主に自宅、または学校(インターネットに接続できる環境下)
- 使用言語
- 英語のみ
- 実施内容
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左から、SPICEのダイレクターDr. Gary Mukai、柳井正理事長、SPICEの講師Ms.Waka Brown - 日本の高校生を対象としたウェブベースのプログラムで、実施期間約5ヶ月の中で集中的に米国の社会や文化を学びます。日本全国から参加する学生をオンラインでつないだバーチャルクラスをつくり、全米の様々な分野の教授、専門家、また時に大使などがオンラインでライブ講義を行います。その講義は、第二次世界大戦時の日米関係など歴史的なものから、シリコンバレーと起業家、米国の教育など現代的なものまで、幅広いテーマを取り上げています。
講義の他、ディスカッションには、時に米国の学生も参加しており、英語でのコミュニケーションだけでなく、論理的思考力、批判的思考力、意思決定力を向上すると共に、リーディング、課題なども通して、日米それぞれが持つ文化や社会への理解を深めていきます。
修了時には、各生徒が研究成果を学術誌の様式にまとめ、
発表をします。
取り組み概要
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成績優秀者は、コース終了時にStanford大学にて研究成果を発表をします - 修了した学生からは、以下のような声が聞かれています。
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- スタンフォードという世界トップクラスの大学が組んだカリキュラムで、高校生という立場でいながらも専門的にテーマを掘り下げて学ぶことができた。深く知り、考え、今後につながる学びができた。
- 日本と米国のつながりはもちろん、同じ日本の中でも居住地を越えて高校生同士でつながることができた。学校の友人とはまた違う繋がりを持つことができ、互いに刺激を受けあうこと、学びあうことが多々あった。
- 英語力も大事だが、それ以上に積極性、主体的に考え関わっていく ことの大切さを学んだ。自分から発信していく学び方のおもしろさを知り、米国大学への進学を希望するようになった。